線路道



電車が 走らなくなった
線路…



少女の頃
大好きな 父に
叱られて



思わず 家を
飛び出した
そして 走った



それが 見覚えのある
線路道



熱い やけに熱い
そのはずだ
真夏の 線路は
焼け石同様(笑)



やっぱり 子供やわ
今 思うと(笑)
熱くて ぴょんぴょん
走っているのか
飛び跳ねているのか
前に 進まない



あ〜 あの情景
今も 思い出せる



たまらず
小川に 足を浸し
熱さを 冷やした



ふと 線路道を
走る人影…



…お父さん…



後の事は
おぼろげにしか
思い出せない