No.0 13/12/01(日) 09:17:18

no title

昔々あるところに、じいさんとばあさんがいました。

ある日のこと、じいさんは山へ芝狩に、ばあさんは川へ洗濯しに行きました。

おばあさんが愛用の下着を洗っていると、川上から大きな桃が流れてきました。


びっくりして持って帰ろうと思いましたが、ガスタンクほどもある大きな桃だったので、これは無理だと思い、洗濯を続けました。


じいさんが芝刈りを始めて6時間ほど経った頃、ペットの犬がここ掘れワンわンと言ったので、掘ってみたら土の中から大きなつづらが出てきました。

中を開けてみると、なんと人の手首が入っていました。

それもひとつではなく、何体もの人体から切り取られた手首が、大量に入っていたのです。

驚愕の光景に驚いたじいさんですが、これは大変な物を見つけてしまったと思い、持ち帰ってばあさんにも見せることにしました。


家に帰ると、ばあさんが愛用の下着を干していました。


さっそくばあさんに、さっき拾った手首を見せてみました。

するとばあさんも大変驚き、この大量の手首をどうしようかと二人で協議した結果、とりあえず今晩の鍋に入れてみることにしました。

二人の家は非常に貧しく、毎日雑草や昆虫を食べていたので、食べられそうな物なら何でも欲していたところでした。


ーつづくー
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